virgilの日記

映画、シリーズの感想多めです。

2021-01-01から1年間の記事一覧

「疑わしき殺人者」「チェスナットマン」

Netflixオリジナルの北欧ミステリー2本。 疑わしき殺人者 チェスナットマン 疑わしき殺人者 北欧ミステリー小説を読んでいると、80年代に起きたスウェーデンのオロフ・パルメ暗殺事件が常識として出てくることがある。ちょうど詳細を知りたかったので、飛び…

評価は高いけど、面白くなかった2本

配信で観るものを探しているとき、あるいは観たあとにIMDbでレイティングをチェックすることがある。投票母数が多いので、頼りになる場合がほとんどだけど、たまに自分の感覚と全然違う数字がつけられていることも。以下2つはそのパターンの作品。 ホワイト…

Netflixのオリジナルドキュメンタリーに星付けてみた(随時更新中)

※随時更新しています。 Netflixは作品ページに評価がついていないし(イマイチとイイネは何に使用されているのか?)、ほかの配信サービスと同様、おすすめがあまり当てにならない。どんどん投入される未知な作品を観るかどうか判断する目安がないのはとても…

「事件現場から セシルホテル失踪事件」

LAのダウンタウンにある悪名高きホテルで起こったカナダ人女性失踪事件。捜査に行き詰った警察は、エレベーター内での女性の様子を映した防犯カメラ映像を公開する。女性の不可解な行動が様々な憶測を呼び、人々は色めき立ってあれこれ詮索し始める…。 全編…

「ザ・ファーマシスト オピオイド危機の真相に迫る」

息子を射殺された父親ダンは、殺人事件が多発していてもロクな捜査をしない警察は頼りにならないと悟り、危険を冒して自分で犯人を捜すことに。事件は解決したが、息子を失った悲しみは癒えない。薬剤師の彼はある日、非常に強い鎮痛剤を大量に処方されてい…

「ドーナツキング」

カンボジアの内戦で難民としてカリフォルニアに渡ったテッド・ノイ。ドーナツ店で働き口を得ると、家族総出で働きまくって独立し、西海岸にドーナツ帝国を築き上げる。次々とやってくる多くのカンボジア難民にそのノウハウを伝授して、新境地で右も左も分か…

「サムの息子たち 狂気、その先の闇へ」「ナイト・ストーカー シリアルキラーの捜査禄」

見ごたえたっぷりのNetflixドキュメンタリーシリーズ2本。 サムの息子たち 狂気、その先の闇へ ナイト・ストーカー シリアルキラーの捜査禄 サムの息子たち 狂気、その先の闇へ Son of Samといえばシリアル・キラー界の有名人。70年代にNYで女性やカップルを…

「Chan is Missing」 (1982)

あるアメリカ人漫画家が、「Criterionで観た『Chan is Missing』の洋服まじかっこいい」という写真つきツイートに「週末絶対観るわ」と返信するやりとりを目にして、気になったので調べてみた。「スモーク」で有名なウェイン・ワンの監督2作目で、近年アメリ…

「オクトパスの神秘:海の賢者は語る」

男がタコと恋に落ちる、というキャッチコピーで知った記憶があるアカデミー賞受賞作。話題になったので観てみると、My Octopus Teacherという原題に尽きる内容。海洋ドキュメンタリー、そして1人の中年男性が生きる力を取り戻していく非常にパーソナルなスト…

「The Guilty / ギルティ」「殺人者の記録 デニス・ニルセンが残したテープ」

Netflixオリジナルの2本。 The Guilty / ギルティ 殺人者の記録 デニス・ニルセンが残したテープ

「幸せへのまわり道」「ミスター・ロジャースのご近所さんになろう」「ミニー・ゲッツの秘密」

Mister Rogers' Neighborhoodは米公共放送局(PBS)で1968年に始まり、中断を挟んで2001年まで放送された国民的子供向け番組。フレッド・ロジャースが出演、声優、パペット、脚本、プロデューサー、音楽、歌をすべて手掛けている。「幸せへのまわり道」はト…

「メア・オブ・イーストタウン / ある殺人事件の真実」「Qアノンの正体 / Q: INTO THE STORM」「ゴールデン・ステート・キラーを追え / I'll Be Gone in the Dark」

HBOシリーズ3作品。 メア・オブ・イーストタウン / ある殺人事件の真実 Qアノンの正体 / Q: INTO THE STORM ゴールデン・ステート・キラーを追え / I'll Be Gone in the Dark メア・オブ・イーストタウン / ある殺人事件の真実 すごくシリアスなのかと思っ…

「ウディ・アレン VS ミア・ファロー」

U-NEXTで観たHBOドキュメンタリーシリーズ1つ目。 20歳の頃、NYに旅行に行った私と友人はうきうきしていた。「ウディにばったり会えないかな!」。「アニー・ホール」でアカデミー賞を受賞した夜も式場を欠席し、いつものようにクラリネットを演奏していた…

追っかけ旅行:ドイツ

松永良平さんの「ぼくの平成パンツ・ソックス・シューズ・ソングブック」の中にでてくるメキシコでの出来事を読んでいてはらはらしながら、自分も昔はバンドのライブ観るために、無謀というか適当な旅行してたな・・と思い出した。ライブを観るのが目的の旅…

追っかけ旅行:アメリカ

シカゴ→ブルーミントン 宿がない!? ライブ ブルーミントン→シカゴ シカゴで強盗未遂? アイダホ州Boise、シアトル ">日本に来ないミュージシャンのライブを観る旅行のアメリカ編。上の写真はヴェニューです。2005年3月、日本に帰国して関西の実家に居候して…

「Ride, Rise, Roar」「デヴィッド・ボウイ 最初の5年間」「デヴィッド・ボウイ 最後の5年間」

音楽ドキュメンタリー3本。 Ride, Rise, Roar(ライド・ライズ・ロアー) 「デヴィッド・ボウイ 最初の5年間」「デヴィッド・ボウイ 最後の5年間」 デヴィッド・ボウイ 最初の5年間 デヴィッド・ボウイ 最後の5年間 Ride, Rise, Roar(ライド・ライズ・ロア…

「ノーマル・ピープル」「DES」

AmazonからSTARZPLAYチャンネルを購読して観た2本。 ノーマル・ピープル DES ノーマル・ピープル えらい評判だったのでずっと気になっていてやっと観たら、期待以上に素晴らしくて、観たあとぼーっとしてしまうタイプの作品だった。ストーリーはとてもシン…

「ヴィヴィアン・マイヤーを探して」「ヴァーサス / ケン・ローチ映画と人生」

以前観たけどもう一度観たくなって借りたDVD2本。 ヴィヴィアン・マイヤーを探して ヴァーサス / ケン・ローチ映画と人生

「ストップ・メイキング・センス」

この映画の撮影を担当したジョーダン・クローネンウェスは「ブレードランナー」やビートルズの映画も撮っているが、「ストップ・メイキング・センス」が一番好きだと言ったそうだ。あながちお世辞でもないだろう、と普通に思えるほど奇跡のような映画。 以下…

「サムシング・ワイルド」

なぜ観返そうと思ったのかを長々と書いてしまったので、サムシング・ワイルドの感想は目次から飛んでください。 デヴィッド・バーン → トーキング・ヘッズ → ジョナサン・デミ サムシング・ワイルド 追記:デヴィッド・バーンの母 追記:戦後のスコットラン…

小学生の上京話:「大阪」を読んで

岸政彦、柴崎友香著「大阪」を読んだ。大学に通うために大阪に移り住んだ人、大阪で生まれ育った人の視点から、この街について抑制のきいた愛情深い文章が詰まっている。柴崎友香は年齢が近く、音楽が好きな10代、20代が過ごした大阪がリアルに描かれていて…

「ブルックリン」

このスチール、マットペインティング感強い シアーシャ・ローナン主演「ブルックリン」を観る。ニック・ホーンビィ原作。「MADMEN」の主人公の後妻役の人とか、ドーナル・グリーソン、びっくりしたのが、今まで観た中で辛い映画TOP10に余裕で入る「マグダレ…

東京ポッド許可局がなぜ好きなのか

昨日は東京ポッド許可局のイベントライブ配信を初めて観た。渋谷公会堂で観るという選択もあって、実際に人も入っていたし、告知直後は久々にイベント行こうかな、と思っていたものの、コロナにかかわらずもう渋谷に行く気力はない。映画やドラマもいいけれ…