
昨年に続いて2度目の上海…になってしまった。同じ大会に行くのもつまらないので、2024年はアジアスイング最初の大会で今年初開催の杭州に行く予定だったけど、泣く泣くキャンセルして上海へ。さすがに1年前なので、ついこないだ来たような気分だし、滞在した1週目は雨が3日続いたのもあって全体的にテンションは低め…。あまり新しい情報もないけど、忘備禄として。会場施設やチケット購入など詳しいことは去年と変わらないので、2023年観戦記をどうぞ。
2025/8/20追記:
2025年は少し変更があった模様。2番目に大きなコートの2号館に屋根が設置され(昨年の3日間の雨はいまだに恨めしい)、昨年までグラウンドパスで入場できたのが今年から有料コートになり、JussSports(英語版チケットサイト)でも事前購入が可能になった。昨年まで有料コートだった3号館はグラウンドパスで入れるみたい。なぜ2号館が有料じゃないんだろうと不思議だったし、当然の変更だとは思うけれど、前日に3号館のOOPが出てから当日発売開始になるシステムは合理的で便利だったのに、これがなくなったのは個人的にとても残念…。
また、コート17の客席が増えたので、こちらは練習コートで行われる本戦に主に使われると思われます。
再び上海になった理由
ルブレフが出場するので、今年は初開催の杭州に行く計画だった。ファン仲間が現地に住んでいるので再会も楽しみ。聞けば杭州は上海から高鉄で1時間しか離れていない、お金持ちが多く住む場所、らしく、湖周辺は観光で訪れる人も多いとか。ホテルも決めてフライトも確保。杭州の大会はホームページが存在せず、チケットサイト?の「大麦」でしか詳細が確認できる場所がなかった。やはり現地の電話番号がないとチケット購入できないので、友人の番号でログイン。日程や価格表などフォーマットは上海の久事体育とほぼ同じ。座席も1席ずつ購入できる。久事体育とは違って、大麦はログインすると電話番号主のアカウントに入る形になり、私が購入したら友人のアカウントから請求されそうだったので、友人が代わりに購入して現地で私が直接払うことに。チケットの売れ行きが不安だったので、大会滞在予定の6日のうち、4、5日分は事前に購入。チケット代は250のわりにかなり高額…。会場は2023年にアジア大会のテニス会場になったスタジアムで新しく、友人の写真を見てもかなり見やすそうだった。全米も怪我なく終わり、いつもの250不安症(キャンセルの恐れ)はあまりなく、準備万端でうきうきしてたところに…。
出発3日ほど前の夜中12時すぎ、友人からメッセージが。「キャンセルしたっぽい(Weibo情報)」。!!! この手の情報はツイッターのあるアカウントが一番速いので確認すると、まだ投稿されてない。え…デマじゃなくて…?と動揺しつつ起きてツイッターにかじりついていると、しばらくして一報が上がる。青天の霹靂。あーついに経験してしまった。中国の掲示板では理由や情報元もその時点で早々と出回っていたらしい(ツイッター上では私の知る限り投稿は見かけず、DMで情報交換)。大会直前なので、急いでホテルとフライトのキャンセル(マイル旅行)を済ませる。問題は友人に購入してもらったチケット代。WeChatなどでは海外から送金できない。銀行送金が一般的だが時間もコストもかかるので、前から気になっていた海外送金アプリのwiseを初めて使ってみると、あっというまにアカウント作成から送金まで完了してびっくり。私が銀行振り込み(日本国内のwise口座宛て)をしてから30分もかからないうちに、受け取ったと連絡が。しかもレートが実勢レートと同じでかなりお得。これは便利。
行く気満々だったのが折れたダメージもあり、いつも以上に優柔不断が炸裂。北京か上海か…あるいは行かないか。北京は時間的に難しく、上海なら急遽行っても勝手は分かる、という消極的な理由で上海に。マイルは残してもいつ使うか分からないし、使い切りたかったのもある。同じところに行くのは避けたかったしけっこう悩んだので、決めたのはマイル旅行申請の締め切りギリギリの2日前。
渡航のあれこれ
2024年10月時点ではまだビザが必要だったので一連の作業をやったけど、2度目だからか、窓口で書類を見せたときは秒で終わった。そしていつからか分からないけど、近々短期観光ビザはいらなくなるとのニュースが。ビザ代(約8000円)もあの手間も不要になったのは朗報。
23年は往復深夜のpeachで、今年は往復ANA。往路は午前中の便で初めての虹橋空港着。浦東より上海市内にアクセスの良い空港だが、国際線の便数は少ないらしい。私は楽天モバイルなんだけど、いつもやってる現地についてからの手続きに失敗していたようで、着いてもネットにつながらない。焦って入国カードを書いていた日本人2組に声をかけたが、両方とも乗り継ぎでネット環境がなく…。そこで思い出したのが、ちょうど渡航前に見ていたチャイナエイトの虹橋空港を案内するYouTube動画。確か無料wifiがあると紹介していたのでそこに行くと、手早く設定してくれた。ありがとう、やす。往路も復路もやはり機内はガラガラで、ビザ解禁になってもこれは続いてほしいと思ったり。中国の人はたくさん飛んでる中国のLCCを使ってるのかもしれない。ちなみに往路の機内ではフィスを見かけ、上海から帰るときには、違う便だけど、空港の同じレストランでベルギーのジズー・ベルスとお話できた。負けた当日の夜中にヨーロッパへ飛ぶなんて、テニス選手の生活、ハードすぎる。


会場内・イベント

去年も混んでたけど、今年はジョコビッチ効果なのか、去年よりもさらに賑わっていたような気がする(チケットは売り切れ続出)。雨が降り続いた3日間はセンターコートのチケットを持ってる人しかいないから激混みではなかったが、最初の3日は盛況だった。
会場内で去年と変わったことといえば、物販ビルの2階がオープンしてオリジナルグッズ売り場が広くなったこと、飲食ブースが多少増えたこと、くらいかな。物販ビルの1階は各社ブースと大スクリーンで観戦できるスペース。2階はオリジナルグッズ売り場と、ブースが少し。


物販の品数はかなり増えた。


ないと困るLAVAZZA(数少ないおいしいもの)。

マリオットボンヴォイを名乗るブースができていて、YAKIUDONを食べたが…2000円の価値はないお味。相変わらず会場内の飲食がしょぼいけど、スタジアム内のみ販売してる軽食のスタンドでは、ポテトとかおでん?とか、小腹がすいたときに無難においしいものが売ってる。
今年からルブレフがKSWISSと契約した。ブースで一定の金額を使った人対象のサイン会も。いつもどおり、ずっと渋い(疲れた)顔をしておられた。さくっとサインしてすぐに退場。


練習と試合
初日の10/2。上海に到着してホテルに荷物を置いたあと、夕方会場へ。ルブレフ&ハチャノフの練習を見て(激混み)、ちょっと抜けてセンターコートの錦織君の練習を見に行って、またルブレフの練習へ戻る。

錦織君の試合はナイト第2。フルセット勝利は嬉しいが、帰り時間が遅くなる(4時起き)。この時のタクシーの話は後述。

画面に顔を見せると、自分の氏名が表示される
10/3。12:30のジョコビッチ・ディミトロフの練習を見るべく11時頃コートに着くと、すでに長蛇の列。というか、すでに練習コートの座席は埋まっていて、空席待ちの列。当然遅いよな…と思いつつ、炎天下の中一応並ぶ。結局1時間半くらい並んだけど入れず。待つ間ヒマなので、周りの人と話してら、後ろにいた人がガチガチのジョコファンで、突然セルビア語で朗々と歌い始めた(上手い)。コートの中にいる本人に聞こえそうなくらい(多分聞かせたい)。顔映さないからビデオ撮っていい?と聞いたら、インスタやってる?と聞かれる。みんなやってるのねw 去年、ラヨビッチやジェレなどセルビア人選手の練習後にサインをもらったとき、中国人の男の子2人組がファンガールみたいなきゃっきゃしたノリでセルビア国旗を持っていたので、友好国だからなのか?と思ったので聞いてみると、やはりそうらしい。ジョコビッチは結局外から一瞬姿を見ただけで終わる。


ルブレフとジャリーの練習へ。去年も上海でジャリーと練習してたな。今年はルブレフの練習もすんなり入れない。その後はKSWISSのサイン会を見物に行く。中国KSWISSの人が日本語を話すのを偶然知り、ブースでいろいろ案内してもらった。中国はテニス人気がでてきてるね、と言うと、やはり選手が強くなってきたのが大きい、と。私のイメージだと女子のチンウェンがすごく人気だと思ったけど、男子選手が強くなることが大事、と強調してたのが印象的だった。
10/4。またハチャノフと練習。このすぐ後に隣コートでダブルスの試合があるので、試合の席取りを優先すべきか迷ったけど、練習を少し見る。終わる前に隣のコートに行くとすでに座席は埋まっていた。階段に座ってると、近くの女性が友達が来ないから座っていいよ、と言ってくれる(前に聞いてた)。練習コートは立ち見禁止なので危なかった。相変わらずサイン攻めの勢いがすごい。通路でベトと話してても、誰か有名人なのか??と知らない人がそわそわ近づいてくる、そんな感じ。

センターコートで錦織君vsチチパス。思いのほか善戦したし、会場内では日本人じゃない観客の「ニシコリー」もたくさん聞こえて大変楽しかった。
夜は2号館で2試合観戦。去年はここであまり観れなかったけど、今年は練習より試合を優先。やっぱり2号館は楽しい!このサイズ感、3号館より好きだな。グラウンドパスだけで入れるので観客は有象無象な感じだけど(普段はテニス見ない人も多い印象)、それも賑わいとして楽しい。ゆるくて近くて最高。

逆転されたフォキの悲痛な叫びが痛々しかった。

私的今年の上海のスターはマハツとゴファン。マハツは見てて面白いのが分かったのが収穫。
10/5。雨3連チャン初日。前日から雨予報だが、3号館第1試合にルブレフは組まれている。3号館は雨だとチケットも発売しないので、戦々恐々と発売を待つ。直前に練習してないか確認しようと、隣の練習コートのてっぺんからのぞくと、3号館で練習する姿を目撃(声で分かるけど)。しばらくすると、チケット発売されたので速攻で購入して練習を見る。なんとか雨が降る前に終わるよう願うのみ。無事試合は終わったのはいいけど、またもメンシクにフルセットで敗れる。この光景、ドーハでも見たんだが……。至近距離で荒れてるのを見るのはやはり辛い。「今年も勝ち進みたい」と言ってたベト…(去年は決勝進出)。

第2試合以降は雨が降り出して全日中止に。3号館チケットは全額払い戻しができた。この日、センターコートのチケットを買いそびれていて、夜のジョコビッチは見れず…。この日のセンター夜はたしか渡航する前から売り切れてたはずだけど、私一度もジョコビッチを見てない…。夜に決まってるんだから、決めた時点ですぐに買っておくべきだったんだけど、杭州でだいぶチケット代を無駄にしてしまったので、慎重だったのか、記憶がない。テレビをつけたらジョコビッチ戦をやっていたので、ホテルの部屋で観戦。
10/6。朝から雨。練習もないので午前中はゆっくり会場へ向かう。初めて行きもシャトルバスに乗ってみる。駅を出て右手にこんな看板があった。多分、歩道橋を渡れと書いてある。道路反対側の路線バスのバス停にスタッフがいたのですぐ分かった。

雨だから選択の余地なくずっとセンターコートで観戦。ほとんど最後列くらいの席で見てたけど、思ったほど悪くなかった。後ろに誰もいないほうがいいので、むしろ自分から後ろの席に移動したくらい(どうせ遠いのでたいして変わらない)。アルカラスvsウー・イービン戦のどよめきはすごかったな。
10/7。去年と同じく何かが起こる最終日。今日も終日雨予報。外コートの試合は消化されないまま3日目に突入。雨が降るとグラウンドパスは発売されないので、昼のセンターコートを購入して会場内に入る。夜に空港へ直行するためスーツケース持参。今日も終日センターか…とがっかりしてツイッターを見てると、なんと更新スケジュールにインドアコートが出現している! インドアで観戦後、夜のセンターはチケットを買わず、そのままタクシーで空港へ。
インドアコートを探せ
ツイッターに上がってきた更新スケジュール。上海マスターズ公式によるWeiboでの発表はまだない。

試合開始までまだまだ時間はあるが、インドアコートってどこだっけ?チケットは?? インフォメーションに行ってインドアコートの場所を聞くと、みんな「分からない」と口を揃える。会場内でインドアコートへの案内板を見たことがあるし、あるのは確実なのに、インドアコートなんて知らない、今日の試合はセンターのみだと言い張る。ツイッターの画面を見せても信じないので、スーパーバイザーか誰かに聞けないのか尋ねても、分からないの一点張りだった。後日この話をすると、中国の人も、去年ここのスタッフに聞いても何も解決しなかったのでもう行かない、と言っていた。私はここのおばちゃんスタッフと「あんた、覚えてるわよ」「私も覚えてるよ」のやりとりがあったんだけど、他にも見覚えのある人たちが働いていた。インドアの存在を知らないということはスタジアムの職員ではなく、ボランティアなのか。埒が明かないので、自分で探すことに。
「インドアコートはこちら」の看板を覚えていたのは、”やっぱりあるんだ、雨の日に練習してるはずだけど入れないんだろうな…”と思ってたから。普段歩く練習コート通りの突き当り、2号館そばに看板を発見。

この看板のそばにセキュリティチェックがある。ここの係員にインドアコートの行き方を尋ねると、セキュリティを通って一旦会場外へ出ないといけない、出たら戻ってこれない、と言う。そんなバカな、と粘っていると、スタッフ証を下げた若者数人がやって来たので聞いてみる。英語を話せる人がいたので、いろいろ聞いているうちに、一旦外に出ることになるが、メインゲートに戻れば再入場できると分かり、セキュリティチェックを通って場外へ。そして観戦するには3号館のチケットが必要という情報もゲット。2号館裏の駐車場のようなところを通り、なんとなく歩いていると、道路の向こうにインドアコート発見。まだ入れる状態ではないが、入場準備中っぽいのを見て一安心。

たどり着いたはいいが、観客と思しき人の姿はなく、周りはスタッフしかいない。そして3号館チケット発売の気配なし。Weiboにもまだ更新スケジュールは発表されていない。だからまだみんな知らないのか?? 試合は行われそうだが、なんとなく心許ないのでダメ押しで、ここで試合やるよね?と尋ねたスタッフの男性がめったに聞かない流暢な英語で答えてくれた。これでやっと安心して、小雨が降るなか、ひたすら久事体育のサイトを更新しまくるが、なかなか発売されない。するとその男性がまたやってきて、チケット買えた?と聞いてくれる。なんともう発売されているという。席は埋まってきてるよ、と。ネットがうまくつながらずてこずっているのを見かねて、自分のwifiにつないでくれた。WeChatから?久事体育のアプリ持ってないの?と言われる。そうか、アプリもあったのか。それはダウンロードできなかったが、なんとか購入に成功。ようやく観客も集まってきた。これが試合開始30分前くらいの話。入場する際も、顔認証システムが設置されておらず、中国人はIDを見せていたが私はパスポートしかないのでここでもほかのスタッフがてこずっていると、あの男性がすっと現れて対応してくれる。こういうときに流暢な英語で対応してくれると妙に安心感があり、デキる先生みたいでかっこよかったな、あの人……。ちなみに私が中国語版久事体育のアプリを使っているのを見て、中国語分からないのになんで漢字読めるの?と聞かれたが、漢字を使う中国以外の国はもはや日本しかないのかも、と思ったり(韓国やベトナムは昔漢字も使っていたが廃止された)。

インドアコートで観戦することなんてほぼないだろうから不要な情報だけど、場所は赤で囲った場所。完全に場外だし、道理で見かけなかったわけだ。会場内に戻るには2のメインゲートまで戻れと言われてたけど、途中に(ゆるい)セキュリティチェックを見つけて、そこから入れた。
しかし、ツイッターで早くこのことを知らなかったらもっと焦ってただろうなぁ。
インドアコートの試合
中に入るとコートは2面あり、それぞれのサイド片側に座席が設置されていた。どちらで誰の試合をやるか書かれていないので、ラインジャッジの皆さんに聞いて座席確保。



びっくりしたのが、レトロな手動のスコアボード。中学校のバレーボール試合か…。しかも5ゲーム終わるまで選手名もスコアも表示されないまま。審判(モー)がスコアボードを訂正したりと普通じゃない試合進行。これはマスターズ1000の2回戦だが……?ってなるけど仕方ないか。それにしても全体的にぼろっとしたコートだけど。新しいとはいえ有明とかインドアもキレイだしな。

観客は満席でもなく、3/4くらい埋まってたか。カメラがコート後方の隅にいたけど、明らかに配信用ではない。フォロワーさんたちが試合が見れないと言ってるので、なるべくアップロードしようと試みる。
ハチャノフvsギロン戦はギロンの調子がよくてハチャノフにフラストレーションがたまる展開だった。彼がボールを垂直に打ち上げると、ボールが天井に当たって、パネルが1枚落下! ちょうど目の前で起こったので、心の中でぎゃーと叫びながら、転ぶときにスローモーションになるように、ゆっくり落ちていくパネルとその下にいる選手やボールキッズ、線審を見ていたら、パネルが軽かったのか、幸いドサッと落ちるというよりさらーっと落ちてきたので誰にも怪我はなかった。

叫び声(選手の)がずっと聞こえていた隣のムゼッティvsゴファン戦。こちらでも審判がタオルでコートを拭いていて、上を見るとパネルが1枚なくなっていた。パネル落下を見た後だったので、現場を見てないのにこっちでも選手がボール打ち込んだのかなと思ったけど、元からなくて雨漏りしてたのかどうかは分からない。
間近でゴファンを見て、今まであんまり意識して見てなかったけど、めちゃいい選手だなぁと。この後も勝ち進んだのうれしかった。
ツイッターにあげた写真やツイートがテニスチャンネルの記事でまるまる使われたのは油断してた…。たしかにここでツイッターにあげる人いないよな。ネットにあげたものは使われても仕方なし、なのかもだけど、テニスチャンネル好きじゃないから、ちょっとムッとする。自分で取材しろー。
この3日間雨で流れた試合もたくさんあると考えると損してるし、なんといっても雨でテンションが上がらないのが困ったけど、滅多にないだろうインドアコートの試合を観れたのは貴重だ、ということにしとこう…
タクシー
初日に観戦した錦織君のナイト第2試合後の帰り道。この時間、シャトルバスは上海体育館への直行しかない。調べると、上海体育館で降りても、ホテル最寄り駅までの地下鉄はもうクローズしているので、タクシー一択。去年の配車アプリの教訓は、混んでドライバーと会えないこともあるので会場前から乗らない、だったが…。
ゲート前から少し歩いたところで呼んでみるも、強制的に自分の居場所が中青路と元江路の交差点になってしまう。会場のある通りが元江路で、中青路はそこからしばらく歩いた通り。ゲート前の混雑を嫌って、そこまで行かないと拾えないようにしているらしい。でもまあまあ遠いし、ゲート前ではばんばん皆車に乗り込んでいる。きっとドライバーとメッセージや電話で自分の実際の居場所(ゲート前)を伝えてるのだろう。でも私はそれができず、なかなかつかまらない。周りの人々は次々と走り去っていく…。だいぶ人が少なくなり、警備員しかいない。翻訳アプリもうまく使えないしどうしよう…と焦ってると、大会スタッフらしき人で英語を話す女性に会えた。どうやったか分からないけど私の携帯でドライバーに電話してくれて、赤い服着た人を拾え、と伝えてくれる。やっと乗車したのが23時すぎ。
今思えば、自分の居場所の地図をスクショして送るとか(できたかわからないけど)、旗忠テニスセンターの正面にいる、翻訳アプリで変換してメッセージ送るとかいろいろできたはずなのに、焦ってるのに(から?)面倒くさがって人に頼ってしまう…。今後は、あらかじめ中国語で翻訳した文章をメモに貼っておこう…
会場前には長いタクシーの列もあるが、使ってる人はあまり見かけない。知り合いによると、料金は配車アプリで呼ぶより少し高い程度だそう。

中青路までが遠そうだし、実際、後で知り合いもあそこまで歩くなんてありえない、と言ってた。中国は1ブロックがえらく大きいから注意。

ここから乗るな、というメッセージ。ゲート前の交通規制がすさまじく厳しい(=怒号が飛び交う)。結局みんなここから乗ってるけど。
ホテル
去年最後に1泊して便利そうだと思った莘庄に宿泊。会場からタクシーで800円くらい。21時半以前に発車するシャトルバスなら終点だし使いやすい。去年は初めての中国で滞在するにはちょっとハードル高いかなと思ったけど、もう慣れたのでひたすら便利。ホテルも探してみると高級ホテルはほぼないけど、中級ホテルはいくつかある。会場の旗忠テニスセンターは東京で例えるなら日野にあるイメージ、と聞いたことがあるけど、莘庄は立川と少し似てる。そこそこ大きい駅で大きなショッピングモールもあるし、飲食店も多い。ただ、虹橋空港からのアクセスは遠目。距離は浦東より近いけど、地下鉄は遠回りになる。
中国で外国人宿泊客が拒否される件は、チャイナエイトのこちらの動画の説明を聞いて納得。すべてがこのケースに当てはまるかは分からないけど。多分ホテルのスタッフは英語話さないだろうなと思いつつ、念のため宿泊するホテルに電話してみたらやはり通じない。向こうでアプリを使おうとしてくれてる気配はしたけど、切れてしまったので、結局友人にお願いして聞いてもらった。友人に聞くと、全季(All Season)系列とアトゥール系列のチェーンホテルはリーズナブルで安心、らしい。私が去年泊った如家系列はダメと言ってたけど、新設ホテルなら大丈夫そうだなと思ったり。
食事

莘庄のシャトルバス降り場のすぐ近くに飲食店が並んでいて、近いからそこに通っていた。目標は毎晩違う店で食べること。去年滞在した上海体育館周辺は夜遅くなると食べるところがなくて困った。とはいっても私が通った莘庄駅前の飲食通りも22時すぎには閉店していたかも。莘庄に外国人が多いとは思えないけど、慣れてるのか、中国語を話さないと分かるとすぐに翻訳アプリで対応してくれる店もあり。こういう食堂で食べるとえらく安い。そしてどれもおいしい。

牛肉麺。あっさりしてて美味。無料のお茶がほんのり甘くておいしいので何茶か聞いたら、紅棗茶、だった。約500円。

青椒肉絲が食べたくてグーグルレンズを使ったけど面倒になり、「チンジャオロースー」って言ったら通じた。食べてる間もニコニコとこっちを見ていて、アットホームな食堂だった。そういえば、中国は食べ残すのがマナー、というかあるあるだと聞いたけど、今もそうなんだろうか。もちろん完食。約400円。

大きなショッピングモールの地下フード店街。麺の店が多い。これは春雨とニンニクもりもりの海老。現地の中国料理って味が薄めのイメージだけどこれはかなりしょっぱかった。デザートのつもりで頼んだ梨のコンポートのようなものは、全然甘くない。こちらは味かなり薄めで体に良さそう。また紅棗茶。約1200円。

暗い蛍光灯の灯るさびしげな食堂。これでもかってくらいブスッとしたおばちゃんと、ランニング姿で食事中の、数本歯が抜けてるおっちゃんが経営してる様子。おっちゃんはよしきた、って感じで食事を中断し、中華鍋を振ってチャーハンをじゃっじゃっと作ってくれる。こういう雰囲気好き。約300円。
その他
- チケットの買い方は去年と変わらず。ただ、英語版久事体育のJuss Sports(中国の携帯番号不要)で3号館のチケットが販売されてるかは確認してない。3号館もグラウンドパスも当日しか発売されないので、おそらく販売してないのでは。
- 渡航直前に日本人児童殺害事件があり、中国は怖いという空気が漂っていた。去年行ってみてまったく普通に旅行できると分かっていたとはいえ、正直心配ではあったけど、行ってみたらもちろん問題はない。去年とまったく同じ印象で、街中でも人々は普通に親切だし、何の緊張感もなかった。接客する人は翻訳アプリを使い慣れてるし、ビザの緩和も進んで外国人旅行客は増えてるのだと思う。当たり前だけど、どこに行っても危険な目やイヤな目に遭うときは遭う。その人がどんな経験をするかは偶然や運にもよるし、不安に思う人に大丈夫だよ!とも言えない。だから短期旅行者として経験したことを伝えるしかないかな、と思ってる。
- コミュニケーション問題。中国語が話せたらなぁぁに尽きる。せめて単語だけでも喋れよ自分、と思うけど、相手があまり英語を話さないのを分かっててもつい英語に頼ってしまう。いけない。翻訳アプリを使いこなせばいいじゃんと思うかもしれないが、便利な反面、あれってやっぱコミュニケーションとってる実感が薄い。勉強したいけど中国語って圧倒的に聞く量が足りないのでそこからして無理だと諦めてしまう…中国ドラマとか見るべきか。
- 去年ここで出会ったアクセサリー店の店員さんと再会。ジャパンオープンでも会ったけど、上海は行くか分からないと伝えていたので再会を喜ぶ。来年も東京行くから、そんときは通訳お願いと頼まれて安請け合いしたけど、試合を観れなくなってしまう?
- そのアクセサリー店で若い女性客がずっと何かを交渉している。聞くと、ネックレスを買うから(まあまあ良い値段)、おまけでブレスレットをつけてくれと頼んでいるらしい。そのやりとりがコントみたいに延々と続く。周りの店のスタッフも面白がって参加したり。私がその場を離れてしばらくしてから戻ってもまだやってる。「日本じゃこんなこと絶対ありえないよ」というと、英語が分かるその女性は笑いながらそれを聞いていた。とにかく絶対諦めない。店員のほうも、「もうーあんたしつこい!」とうんざりしている。傍から見たら姉妹の痴話げんかみたい。中国って他人同士でもまるで知り合いみたいに接するノリがあって、そこが面白いな。







































































































































































































































